これは、誘われなかったら、見なかっただろうなあ。
まず思い出したのが、母が亡くなった時のこと。 病院へ駆けつけたけど、間に合わなかった。 前日の夕方、見舞った時は、すでに意識はほとんどなかった。 そして、病室に行ったら、ベッドはも空だった。 そして、通されたのは、霊安室。 看護婦さん(だと思う)が、化粧道具の入ったケースを しまうところだった。 母の顔は、綺麗に化粧されていた。 頬はふっくらとして、若返っていた。 ちょっと丸顔で、私より美人だわと思った。 そういう顔をして、家事をしたり、愚痴っていたり、 笑ったりしていた母を思い出した。 12月の中旬だった。 父は、8月、猛暑が続く暑い真夏になくなった。 やはり、間に合わなかった。 2人とも、夜明けごろ、息を引き取った。 真夏に亡くなった父は、霊安室ではなく、 病院から、葬儀屋さん?の「冷凍庫」に納められた。 今日見て来た映画「おくり人」。 普段は 忘れている両親を思い出し、その死と、葬儀も 思い出した。 病院と、葬儀屋さん。 確か「納棺式」というのもあったかも知れない。 葬儀社の人が司会?すべては進んで行った。 映画では、故人の家に、のうかん士と言う人が来て、遺族の前で 体を清め、着替えをさせ、お化粧をする。 まるで、歌舞伎を見ているように、手際よく、鮮やかに 死者を扱う。 チェリストだった主人公が、楽団が解散し、失業、 故郷へ帰る。 母が残した家がある。 ちょっと風情があって、チェロの音が似合う家だ。 (チェロ引きのゴーシュ?)を思い出す。 たどり着いた故郷で、「のうかん士」になってしまう! 今でも、地方では、そうなのだろうか? 死者達と、それぞれの思いに、さいなまれる、遺族たち。 目の前で行われる、清めの儀式。 ラストは、前向きに、赦しあい、死者達が残した 人々への、、未来と祈りと希望で the end 死体を演た?俳優さんたち、大変だったろうなあ!
by popmamy
| 2008-09-25 00:09
| 映画・DVD
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