邦題のタイトルは、「家へ帰ろう」だったが、
原題は Autumn Heart 「秋の心」だった。
ハローインの頃で、舞台となる家の、木の階段
の両側には、南瓜がずらっと並んでいた。
この時代(携帯電話を使っているから、そんなに
昔ではないと思う。
ナレーションが、かつてアメリカは、カップルの
50%は、離婚を経験している・・・・と流れる。
若い男性が、私の両親も20年前に離婚したと・・・
女性の声で、自分達の両親は、20年前に離婚し
母は3人の娘を引き取った・・・
それから一度も会っていない。
次に、中年の、ショートカットで、肝っ玉母さン風が
南瓜の並んだ階段に座って・・
新聞の切り抜き記事を見ている。それから
かつて6人で暮らしていた頃の写真を見つめている。
そして仕事の、スクールバスを運転するため
立ち上がったが、心臓の発作を起こして倒れる。
病院で、長女に頼む。離婚してから、1度も会っていない
末っ子の男の子に会いたい、さがしてくれと。
娘達は気が進まないが、探し出す・・・
もつれた糸がだんだんと、ほぐれて、3人の娘達も、
末っ子の弟も、父親も、20年のわだかまりを
ほぐして行く。
秋風と、日差しの中で、20年のわだかまりをどう
といていくのか・・・
素直に泣ける映画だった。自分の中こだわりなども一緒に
溶け込んでいくような・・・