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東京霊園

 9月に亡くなった叔父の納骨式だった。
霊園は、我が家のすぐ近くにある。でも行くのは初めて!
 雨ではあったが、あの道は、抜け道がなく、とても混むので
電車とバスで行った。
 10年前、母が入院していた病院へ行く道の途中にある。
一番先に着いたので、雨の霊園をみわたした。何と広く何と
沢山の墓石が、目の前に広がっていることか!
 正門が一番高く、下へと広がっている。紅葉はまだ中途半端。

 車や、携帯が無い頃は、遅れた人を少し待ち、やがて
初めてしまったりするのだが、携帯や車のおかげで・・・
情報が伝わるので、何かと主催者はあわただしい。
 墓石の下は、穴があり、水はけが悪く、水がたまっている。
山の上なのだけれど。

 いずれは、みんな、この中なのよね、骨になって・・・・
紅葉や桜や新緑で、地上は美しいけど。
  
 久しぶりで、甥たちに会った。末弟の息子たちだ。長男は27歳、
次男は21歳だ。その彼らが、従姉妹の配偶者をみて、
この前あったときは青年だったのに、と言っている。
 10年前も決して青年ではなかったけれど・・・
 この前とは、父の葬儀の時、約10年前だ。
彼らは高校生だったり、中学生だったのだから、余計そう
思うのだろう。
 あの頃高校生だったり、中学生だった、私の娘たちは
仕事だったり、日本にいなかったりで、顔を出せない。


 それほど遠いところに住んでいるわけではないのに
会うのはいつも葬儀か法事。
 娘が大学を卒業する前に、叔父さんたちと飲みたい、と言ったけど
日にちの調整が難しく、’(一番調整がつかないのが本人だけど)
実現しなかった。

 なくなった人たちが、この小さな親族を、集めるのだ。
あまりに広い、あっけらかんと明るい霊園だった!
東京霊園_e0047282_2224083.jpg




 
 
by popmamy | 2006-11-11 22:24


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