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ケータイ物語

 2,3日前、携帯電話を探すため、家電から呼び出した。いつものように、すぐそばで
鳴った。取り上げて、呼び出し音を止めようとしたら、いきなり、液晶画面が消えて
呼び出し音が止まらなくなった。
 バッテリーを抜けばよいのだが、あまりにがっちりくみこまれていて、どこが蓋だか
分からない。
 鳴り響く携帯をタオルに包んで!、買った店へ持って行った。
店員の女性が、パキッと薄い蓋を開けて、バッテリーを取り出し、音をとめた。
 色々応対をしながら、,まだ保障期間以内だったので、修理へ出すことになり、
説明を聞いたり、しているうちに、真っ黒だった画面に、だんだん待ちうけ画面
がよみがえって来た!
 メモリーカードと言うものを、去年娘と一緒に同じ機種を購入したとき買って、
搭載した。私は、ブログ用の沢山の写真も、メールのやりとりも、当然そのカード
に保存されているものと思っていた。しかし、メモリーカードはからっぽで、すべての
データは、本体に保存されていた。これでは、ぱんくしてしまうのも当然!

 若しかしたら、修理に出さないでも直るかもしれない。メモリーカードに移して
見ましょう・・・係りの女性は、テキパキと対応してくれる。
この人理系に違いない!私は感嘆の眼で、彼女の作業を見つめる。
 なんて沢山搭載されているのだろうか、重いはずだ、と言う。
一つ一つ、メモリーカードにドキュメントを移し、沢山保存してありますね
と感心と言うかあきれるというか、驚いていた。
 かなり時間を掛けて、使える状態にして、このまま様子を見ルことになった。
そういえば、今までは、機種交換しても、自分で、マニュアルを見て設定
していたのだ。
 しかし、去年の今頃買ったのは、やたら難しくて、ほとんどの設定を
娘にやってもらったのだ。

 始めて使ったのは携帯ではなくて、ピッチ(PHS)だった。短大生になった長女が
プレゼントしてくれたのだ。私が外出しているとき、駅まで迎えに来て!
と頼めないのが不便だったから!
 このピッチには、メール機能があって!24文字くらいのカタカナで通信
し合えたのだ。ピッチとピッチでP-メール・・・と、テレビのコマーシャルも
叫んでいた。
 けっこう便利で、後に次女もピッチを持ち始め、出先から連絡しあえた。
通話の方は、外で、他の音が混ざると、聞きにくく、あまり使わなかった。
 ポイントがたまって、機種交換をし、何かっシステムが変わって?無料で交換したり
しているうちに、だんだん進歩した。

 ピッチは高いところにはつながらず、何かと不便になり、携帯へと
家族で買い換えていった。家族割引なども出来、カメラ機能も進化してきた。
 最近では、計算機にも、時計がわりにも、カレンダーにも、使えて
便利だった。メールも長々と書き込めるし、忘れた漢字を、調べることも
出来るし、顔文字やイラストも内容が豊富になった。
  
 しかし、肝心の外出時に、携帯し忘れルことも多い。それほど大切な
ことはめったに起こらないのだが、忘れたこと気がつくと、何だか落ち着かない。

 過去の通信のやりとりを読み直したり、映画の感想を、語り合ったり
電車待ちのときなど、手持ち無沙汰ではなくなる。
 しかし、機種変更をするたびに進化して、手に負えなくなる日も来るだろうなあ。
夫は、家電で、私の携帯番号を押して呼び出し、目の前に置き忘れた
携帯がむなしく鳴っているのを見て、怒っていたこともあったなあ。
 いつまで、携帯電話を使っていられるだろう?
by popmamy | 2006-05-06 23:12


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