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1年半泣いた妻たち

 雨に降り込められていた週の初め、他の番組が終わったので、「徹子の部屋」に切り替えた。た。髪が真っ白なショートカットの女性が、話していた。やけに肌がつやつやしている。その女性は美容アドヴァイザーだそうだ。途中からだったから、詳しくは分からないけど、ご主人を1年半看病し、亡くなろれてから1年半泣いてすごしたそうだ!まだ40代初めのことだったそうjだ。
 しかし、泣き疲れた時、自分の顔を鏡で見て愕然とした!
40代初めだと言うのに、目の下のまくは、何重にもなっているし、ほほに縦のしわが寄っていた!それから立ち上がり、立ち直り、自分の顔だけではなく、多くの間違った美容法で肌を台なしにしている、女性たちの為に、アドヴァイザーになったのだ。
 お肌にやさしく、きれいになるのよ、とねんじながら、3分間、やさしくローション、美容液をすりこむ。下がろう下がろうとする、顔の筋肉を上げようあげようと励ます!
 62歳?私より年上だ、でもあの肌は自然な感じに、生き生きしていた。それからは、少ない化粧品で、3分は無理でも30秒くらいは、ローションとか、クリームを皮膚に話しかけながら与え
ている。でも、美容液って何?
 その語り口は、おだやかで、説得力あり。泣いた日々が土台となっているのだろうな。きっとすばらしい夫だんたのだろうなあ。
  
 日曜日の夜、借りたビデオ「いとしい人が眠るまで」(原題は”TRULY,MADLY,
DEEPLY”)と言うイギリス映画を見た。この映画でも、30代?の女性が夫に先立たれ、なんだかどうやって生きているのか分からない周囲のはげましや、ボーイフレンドでも作ってみれば、などと言う話に、その気になれない、彼でなくてはだめと落ち込んでいた。
原題は、真実に、狂おしく、深くと副詞を並べて、それほどにも愛していた、忘れられないと言っている。
 映画は、彼女に優しい。あまりに狂おしいほどに、会いたいと想っていた夫が、本当に!帰ってきたのだ、まだ若いうちに死んだので、神様?が帰してくれた、と彼が言う。(もちろん幽霊なんだけど)
 初めは、狂おしいほどに喜び、彼の隣でぐっすりと眠る。
しかし、この夫は、あの世から友達をたくさん連れてきたり、勝手に部屋のレイアウトを
変えたり、やたら寒がって、暖房を強くしたり、けっこう自己中なのだ。
  
 そして、生身の男性が現れ、初めはデートする気にまだなれない、と断っていたのに、
だんだん、元気を取り戻す。
 夫に、アナタって生きていたとき、そんなに勝手だったっけ?と聞いてしまう。
幽霊でもいいから出てきて欲しいと想っていたのに、そして出てきてくれて、本当に良かったはずなのに、!
 これは物語だけれど、生きること、現実、体の中から沸いてくる力とか、なぜ生きるのか、よく伝わってきた。
 遺された妻が1年半も泣いてしまう夫たちを持ったこともラッキーですね。
by popmamy | 2005-10-19 12:08 | 映画・DVD


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